ドイツなどヨーロッパ諸国では、貿易の決済は自国通貨建てが多いようです。ところが日本の場合はまだ外貨建て(ドル建て)が中心です。

こうした自国通貨建て・外貨建てはどちらが有利なのでしょう?

外貨建て(ドル建て)で輸出を行う場合、たとえば円高になったとします。輸出企業の手取りは少なくなりますので、値上げが必要です。

しかし、実際の取引で値上げをするのは、かんたんではありません。

輸出先と交渉し了解を得る手続きが必要で、どうしても時期的にも金額でもズレが出ます。これを価格転嫁の遅れと言います。

ところが、自国通貨建てだとその必要はありません。FXで為替がどんなに乱高下しようとも、円の手取りは一定しています。しかし、円建てですと、日本の商品を輸入するアメリ力の輸入業者は、支払いのため、銀行でドルを円に換えることになります。

このとき、円高になったことで、輸入のアメリカ側から見ると、ドルベースの商品価格はドルが安くなった分だけ上昇しているのです。

あまり高くなると、アメリカ側は市場でとても売れないので、円建て価格の引下げ要求をしてくる場合もあるでしょう。

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ただ、このように円建てで値下げに応するか、最初の場合のように、輸出先通貨のドル建てで値上げ交渉を行うか、立場はかなり違います。

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